2015年10月17日(土)牝馬限定の名物重賞府中牝馬ステークスが行われます。例年ここを叩いてエリザベス女王杯やマイルCSに向かう有力馬が揃い大混戦になる面白いレースです。ディアデラアドレは昨年ここを勝った勢いでエリザベス女王杯3着に好走し、その後もGⅠ戦線で活躍しています。
今年もそんな馬が登場してくるのが楽しみな中、今後GⅠ戦線でも活躍してくれそうな馬として注目したいのが前走マーメイドSを勝利したシャトーブランシュです。3歳時のローズSでデニムアンドルビーの2着に入り、GⅠでの活躍も期待されていたのですが、重賞で人気になることはあっても上位に食い込めないという結果が続いていました。ところが前走のマーメイドSでは、それまでのもやもやを払拭するかのような差し脚で見事重賞初制覇を果たしたのです。
ハンデ戦の53kgとだったいうことや、これまでの不安定な成績でまだまだ信頼は置けないということであまり人気にはならないでしょうが、シャトーブランシュが連続好走する要素として挙げられるのが鞍上の藤岡康太騎手の存在です。
藤岡康太騎手は、関西では若手のホープとして知られているキャリア9年目の騎手で、これまでにGⅠ1勝を含む重賞14勝を挙げています。先日の9月13日WIN5で的中者1人、配当金395,663,730円という史上最高を演出したのが何を隠そう藤岡康太騎手で、当日は阪神10Rで11番人気、そしてメインのセントウルステークスで10番人気だったアクティブミノルで勝利しているのです。
穴馬での勝利も1レースならままあることですが、同じ日に連続して穴馬に勝利をプレゼントするのは、騎手の能力がなければできるものではなく、まさに今、藤岡康太騎手が若手のホープから実力上位ジョッキーへ成長している途中とも言えるのです。
そんな期待の藤岡康太騎手が乗ることもシャトーブランシュが連続激走する予感をさせます。しかもこれまで藤岡康太騎手が勝利した重賞のうち、同じ馬で勝利を挙げたのが実に10勝を誇るのです。これは馬の能力を手のうちに入れる能力が長けているからに他ならないのです。となれば、前回初重賞のシャトーブランシュとのコンビで再度重賞を制覇する可能性もさらに高まってくると言えるでしょう。