6日(土)に東京競馬場10Rで開催されるメトロポリタンS(OP)。芝2400mで開催される同競走で今一番注目しているのがカフジプリンスだ。
前走は東京芝3400mのダイヤモンドSで天皇賞春5着のアルバートと0.4秒差の3着に健闘。本来ならもう少し長い距離がベストだが、東京の2400mなら十分守備範囲だろう。問題は相手だが、今回は東京芝2500mのアルゼンチン共和国杯で3着のヴォルシェーブ、東京芝2500mの目黒記念で2着の経験があるレコンダイト、東京芝2400mの南武特別で優勝経験のあるマイネルサージュなどが上位争いといった感じ。
ただ、どの馬も近走は凡走続きで、前走好走しているカフジプリンスにとってはそこまで驚異となるような相手でもなさそうに思える。昨年夏は使い詰めで疲れも心配だったが、最近は話にあがっていたドバイも回避し、比較的大事に乗られている。ここを使った後は、中2週でG2の目黒記念に向かう可能性が高い。その為にもしっかりここは貫録の違いを見せつけておきたいところだ。
走りについてだが、この馬はとにかくズブくて乗り方が難しそうな印象がある。前走手綱を握った川田将雅騎手についてだが、3着に持ってきてくれたのはいいのだが、正直もっと上の順位を目指せたかなとは思うので、騎乗内容についてはあまり評価は高くない。好位で内で我慢するよりは、ズブい馬なのだからもっと3~4コーナーで動く意識をしてもらいたかった。
今回も想定では川田が騎乗する予定となっているが、距離が1000m短縮される中でしっかりと馬のポテンシャルを引き出せるかどうかが課題。いずれにせよ、ここは勝てる可能性が高い一戦、取りこぼさないようにしてもらいたい。