いよいよダービーへの最終切符となる京都新聞杯が開催されます。既にダービーに4頭の出走が見込まれている池江厩舎から、5頭目候補のサトノリュウガもチャレンジしてきました。
個人的にはここは別の厩舎、さらにダービーで経験を積んでほしい騎手・厩舎の馬を応援したくなります。もちろん京都新聞杯で好走する可能性は十分にあることが前提ですが・・・。
もはや予想とかではなくただの願望ですが、狙いたいのは開業7年目の菊沢厩舎、騎手2年目の菊沢一樹騎手の親子コンビを陣営に持つミッキースワローです。
同馬を管理する菊沢調教師は元騎手で、菊沢隆徳と聞くと覚えているファンも多いでしょう。騎手時代は北海道競馬などで活躍したこれまでシブい騎手でした。関東では岡部騎手や柴田政人騎手、関西では武豊騎手などとレジェンド級の騎手達がおりましたが、彼らにひけをとらない騎乗で、私も好きだった騎手です。
その菊沢隆徳騎手が調教師となり、その息子さんが騎手になる、時代を感じてしまうところですが、やはり有名ところの調教師さんのところの馬ばかりではなく、心情的にはこういうところから出てくる馬にもダービーで好走してもらいたいものです。トーセンホマレボシ産駒というシブい産駒も個人的にも好みなタイプです。
トーセンホマレボシと言えば、ディープインパクト産駒でディープブリランテとフェノーメノがハナ差で大接戦を演じたダービーで3着に好走しながらも、屈腱炎によって引退してしまった馬です。ダービーではハイペースを2番手追走しながら3着に粘りこんだしぶとくて根性のある馬でした。
種牡馬になってもそこまで注目されている産駒ではありませんが、しぶとくて根性のありそうな馬というイメージはあります。ただ、このミッキースワローはしぶとさよりも切れ味を武器とするタイプで、デビュー以来の3戦とも上り最速をマークしています。これはトーセンホマレボシの父であるディープインパクトの隔世遺伝なのかもしれません。
これまでのレースですが、前走のひめさゆり賞では軽い馬場でスローということで、速い上がりがでやすくこの馬向きの展開となりましたが、コーナーでの押し上げ、直線の鋭い脚での差し込みは高く評価できる内容でした。直線ではまだ底力を見せていない点も期待感を膨らませますし、押し上げていった時の脚に今回も期待したいと思います。
菊沢騎手は今回重賞初挑戦ですし、京都は未経験。不安要素が全くないわけではありませんが・・・騎手で人気が落ちるなら逆にオイシイと見ています。最後の直線、アッと驚く末脚に期待しています。