14日(日)は東京競馬場で春のマイル女王決定戦、ヴィクトリアマイルが開催。昨年はストレイトガールの前に2着に敗れたミッキークイーン。リベンジに燃える今年も堂々の主役を張る。
昨年は内で上手く立ち回り、最後の直線も粘りを見せたが、2馬身半差も前を行くストレイトガールの激走の前には歯が立たなかった。昨年の1,3着馬は引退しているし、今年は前哨戦の阪神牝馬Sも勝って挑める。上位クラスの牝馬がこぞって引退したが、残された古馬牝馬の勢力図もさほど変わってなさそうだし、条件的にもここは向いているので魅力的な一頭ではある。
昨年のようにしっかりと出し切れれば32秒台の走破時計の壁も破っているし好走する可能性は高いし、ゲートの出もいいし、マイル戦は連対率100%と優秀なのも良い。
ただ、基本的にはややズブい一面があり、馬場も去年よりも高速馬場で直線勝負では良力なメンバーも揃っているので、厳しそうな点もいくつかある。
早めに動いてもらいたいのと、前走では少し出負けしていたので、このあたりが心配だ。スタート後は好位に付け、いつでも動けるようなポジションを確保し、勝負に出れればこの馬の力も生きてくると思う。包まれそうな内よりも外からの競馬で進めていくのが合いそうな気がしている。
今年は総合的に見て強いライバルが何頭もいる。瞬発力ならクイーンズリングやレッツゴードンキ、ウキヨノカゼも怖いし、スマートレイアーなども前へいけば手強い相手となる。昨年の2着のイメージで今年もミッキークイーンから買いたいというところではあるが、地力も認めつつも、やはりもう少し慎重に考えたい。やはり出し切れるかどうかが一つのポイントとなりそうだが、枠や馬場を見ながら判断していきたいと思う。