最終登録11頭と非常に寂しい一戦になりそうだが、競馬は頭数で決まるものではない。フルゲートに越したことはないが、こういたフルゲート割れの一戦も十分楽しめる。流石に5頭立てだと見栄えもかなりスカスカになるが11頭立てなら十分だ。
今回の主役候補はベルーフ。各馬近走成績が奮わない馬が多い中、確実に復調気配を感じる。3歳の時には京成杯を快勝している重賞ウィナー。そこから勝利こそ無いがコンスタントに馬券圏内には顔を出しており、掲示板は常連。決して早熟馬というわけではなく、持続タイプの馬なのでまだまだ老け込むのは早すぎる。
状態面は2走前の小倉大賞典は12着。前走六甲Sが5着。ともに2番人気なので、人気は裏切ってはいるが、本調子でなかった事を考えると今回はしっかりと争覇圏内に絡む事は確実な情勢と言える。メンバー的にも軽いと言える。
ベルーフの春の反撃はこの都大路ステークスから始まる。重賞ウィナーなのでどうしても重賞でばかり使われがちだが、近走はOPにも出走するようになってきた。まずはここで勝ってから改めて重賞路線へ繰り出してもらいたい。前回の勝利が2015年1月の京成杯なのでもし勝利すれば実に2年4ヶ月ぶりとなる。
先ずは、今週の都大路ステークスでは好勝負以上のパフォーマンスが絶対条件になってくる。このメンバー相手では格上の存在と言える。再び輝きを取り戻す為の重要なレースになる。