よく競馬を見ていて思いませんか?単騎逃げで気持ちよく逃げていて、どうみてもペースもスロー。なのに、後続馬は仲良くついていくだけ。鈴をつけにいくわけでもなく、4コーナーまでじっとして最後の直線に賭けるのはいいけど、前は楽をしている。当然、逃げ切り、あるいは逃げ残り。
見ているほう、特に差し・追い込み馬から馬券を購入している人からすると、たまらなくストレスがたまるのがこういったレース。とはいえ、「動きたいけど動けない」あるいは「最初に動いたほうが負け」といった騎手心理も働くわけで、そういった駆け引きまで考慮して馬券も購入すべきなのでしょう。
こんな話題から入った理由というのが、このようなケースが想定されうるレースがあるからなんです。日曜東京8レースのテレ玉杯に出走予定のラベンダーメモリー。父はナカヤマフェスタ、母の父はマヤノトップガンということで一部マニアからすれば垂涎の配合になるのかもしれません。当然といってはなんですがこの配合ですので、芝中距離は庭になります。
今回は登録12頭とメンバーもそろわず、かつ生粋の逃げ馬もラベンダーメモリーしかいません。東京競馬場では勝ち星こそないものの、複勝圏内80%という高確率をマーク。ヤネも嘉藤騎手ということで、やや人気も落ちることを考えると、展開の利含め、ヴィクトリアマイルの軍資金稼ぎにこれ以上ふさわしいレースはないのではないでしょうか?さらに今回は2,3番手で追走してくる強力な先行馬も見当たりません。オーバーペースにさえならなければ、東京の長い直線、粘りに粘るはずですので、今週日曜にはぜひ狙ってほしい1頭です。