今週はいよいよ春のスプリント王者を決める一戦「高松宮記念」が開催です。春のG1シーズンの到来を告げる一戦でもあり、芝G1一発目のレースということでファンにとっては見逃せない一戦となります。
さて、今回も同レースをサイン理論で予想していきたいと思いますが、今回サインとして取り上げたいのは「18歳成年制度」です。明治時代から今日まで約140年間、日本での成年年齢は20歳と民法で定められていましたが、2022年4月から、現行の20歳から18歳に引き下げられます。約140年ぶりに成年の定義が見直されるということで、“大人”の定義も今後は変わってきそうですね。
となればサイン馬は、18の数字が馬名に入った「エイティーンガール」で間違いないでしょう。
2020年のスプリンターズSは11着、昨年の高松宮記念は7着、同スプリンターズSは13着と、G1の壁には跳ね返され続けていますが、2走前の京阪杯を優勝し、重賞2勝目を達成。昨年夏のキーンランドCでも2着に好走しており、G3スプリントでは侮れない1頭です。
昨年の高松宮記念も0秒4差と差はそれほどでもなく、メンバーも昨年より落ちる今年なら狙ってみたくもなる1頭です。時計のかかる馬場や展開の手助けなど、条件が向けばなお良し。さすがにアタマまでとは言えませんが、馬券圏内のチャンスは十分ありそうです。
今回18歳の騎手はおりませんが、今年1月に19歳になったばかりのデビュー2年目の騎手「小沢大仁騎手」は新制度で自動的に“成人”へと繰り上がるということで、注目したいところ。登録しているダイメイフジに騎乗予定となっており、今回初のG1騎乗となります。
2020年のオープン、名鉄杯を勝利以降勝ち星から遠ざかっており、近5戦も掲示板外と凡走が続いています。来れば高配当間違いなしの大穴ですが、G1初デビューで成人へ繰り上がった小沢騎手のフレッシュな力を借りて、激走に期待したいと思います。