フルゲート16頭に対して登録9頭と、G1にしては寂しい頭数での開催となりそうなのが、土曜中山メインレースに組まれている障害G1の中山グランドジャンプです。
今年11歳となるオジュウチョウサンは前走の阪神スプリングジャンプでは連に絡めない3着と敗退しており、中山の障害コース8勝の実績は群を抜いているものの、一抹の不安は覚える内容で今年の初戦を迎えており、頭数も少なく障害G1実績のある馬の参戦が少ないだけに、今回は再度の1番人気に支持されそうですが、過去5年のデータでは10歳馬以上の馬が馬券圏内に入っていないだけに、データは大きな壁となりそうです。
中山大障害でメイショウダッサイの2着に入った実績もあるケンホファヴァルトがオジュウチョウサンのライバル最有力となりそうで、昨年の京都ジャンプステークス勝利以来5か月ほどの休み明けとなるローテと、中山の障害コースは未勝利という点は気がかりなものの逆転ならこの馬とも思えるだけに、単勝に妙味がありそうです。
登録頭数が少ないだけに、複勝に妙味は薄いかもれませんが、3着以内なら、という観点で狙ってみたいのが先行して粘りこむ競馬で安定感があるビレッジイーグルです。
昨年の中山大障害が障害重賞初挑戦となりましたが、5着に入る健闘を見せており今年で明け5歳とまだまだこれからといえる馬ですが、前走のペガサスジャンプステークスでは逃げてハナ差の勝利を飾っており勝負根性もありそうです。
実績はあまりにも分が悪いところすが、オープン入り後も掲示板を外さない安定感は、大舞台では魅力的ではないでしょうか。