今週は桜花賞、皐月賞と続いたG1もいったんお休みとなり、日曜東京メインレースにはオークストライアルのフローラSが行われます。
2着までに本番への優先出走権が与えられるレースとなっており、フルゲート18頭に対して登録15頭と、今年は1勝馬も抽選対象にならず出走可能となっています。
過去10年のデータをみると、勝ち馬は本番でも2着どまりとなっており、直結とはいいがたいレースにはなっていますが、古くはこのレース2着からオークス制覇を成し遂げたレディパステルがおり、昨年はこのレース3着から本番で見事に巻き返したユーバーレーベンもいることから、勝ち馬よりも2, 3着馬から注目したほうが面白いレースといえるかもしれません。
今年は1勝馬にも権利取りのチャンスがあることから期待したいのが、栗東・矢作厩舎所属のディープインパクト産駒のパーソナルハイです。
未勝利脱出まで3戦を要したものの、続く赤松賞ではナミュール相手に逃げて2着と粘りこんでおり、東京コース、また未勝利脱出は芝2000mだったこともありこの舞台は適性が高いものと思われます。
2歳戦では阪神JFに参戦し17着、今年はフラワーカップにも参戦し6着と、結果が残せていないものの、前走の桜花賞では17番人気ながら不利がなければ掲示板に食い込めた可能性もある6着と大健闘しており、勝ち馬スターズオンアースとは1馬身差とそこまで差がなかったことから、今回のメンバーならチャンスがあるのではないでしょうか。
前走に引続いて騎乗する吉田豊騎手は、先日ドバイターフでバンサラッサで見事同着とはいえ海外G1初勝利を挙げており、矢作厩舎と吉田豊騎手のコンビが今後もG1でトレンドとなるかどうかも含めて楽しみにしたい1頭ですね。