日曜東京9レースに組まれているのが、東京芝1800mで行われる2勝クラスの特別戦の石和特別です。
地味な特別戦に思われるかもしれませんが、2020年の勝ち馬のヒシイグアスは後に香港カップ2着など大活躍を見せており、今年の大阪杯でも人気を上回る4着と、芝の中距離G1で存在感を示しているだけに、常に大物輩出というレースではありませんが、思わぬ大物が出てくるレースということでは注目に値するレースといえます。
今年の登録メンバーではルメール騎手騎乗のボーデンが同じ舞台で前走2着と卒業間近なこともあり上位人気が想定されています。
また、明け4歳勢では菊花賞こそ14着と大敗しているものの、神戸新聞杯ではステラヴェローチェの3着に入っている実績馬のモンテディオがここで復帰初戦を予定しており、ランフォザローゼスの弟のカランドゥーラも、前走9着と敗退しているものの1番人気に支持されており、改めて巻き返しなるかも注目となっています。
一方で2019年のヒストリア、昨年のダイワクンナナなど牝馬が勝つケースもあるレースという意味で注目したいのがロードカナロア産駒のドンナセレーノです。鞍上は横山和生騎手が引続き騎乗予定となっています。
母はオークス馬ヌーヴォレコルトということもあり、オーナーもヌーヴォレコルトを所有していた原禮子さんで、愛着ある血統背景だけに期待も大きいのではないでしょうか。
父ロードカナロアという血統ながら、受胎後渡英したマル外という点が異色といえそうです。
このクラスは休み明け2戦して6着、4着とまだ馬券圏内に食い込めてはいませんが、着実に着順をあげてきており、3戦目でのクラス慣れも見込める今回は、そこまで人気しないだけに馬券妙味にも期待して狙ってみたいですね。