今週末から6月に入り、2017年もはやいもので半分が過ぎようとしている。6月からは阪神競馬場で競馬が開催。阪神一発目の重賞は3日(土)の阪神メインで開催されるG3の鳴尾記念だ。
人気が予想されるのはスマートレイアー。今年初戦の京都記念で2着に入着し、前走のヴィクトリアマイルでは昨年と同じ順位の4着に敗れた。強硬ローテだけが気になるが、休み明けを一叩きされた事で確実に気配は上昇するはず。そうでなければ、牝馬をこんなタイトなローテでは使わない。
今年は12頭とフルゲート割れの少し寂しいメンバー構成。その中でもスマートレイアーの安定感は目を見張るものがある。前走のヴィクトリアマイルでは4着に敗れはしたものの、勝ち馬のアドマイヤリードから0.2秒差。牝馬限定G1とは言え価値のある4着だったと言えるだろう。
得意の阪神コースに右回り、好調な今ならココは”買い”か?!
昨年のヴィクトリアマイル4着後は放牧し、10月の府中牝馬Sまで間が空いたが、今回は中2週で鳴尾記念にエントリーしてきた。確実にヴィクトリアマイルで叩かれた効果はあるだろうし、阪神コースは[6-0-0-2]と得意なコースで、全8勝の内、実に6勝を阪神コースで挙げている。左回りより明らかに右回りの方が成績も良く、ここは確実に前進を期待したいところ。
「なぜ鳴尾記念?」と不思議がるファンも多そうだが、正直ヴィクトリアマイル後は休みに入るかと思っていたので、今よっぽど調子が良いのかもしれないし、得意な阪神で、この距離で、少頭数で開催されるここは実際ちょうど良いのかもしれない。いずれにせよ、今回はメンバー的にも負けられないし、実力上位であることは間違い無し。得意の右回りに相性抜群の阪神コースなら、期待せずにはいられない。今回は今年すでに重賞を9勝もあげているM.デムーロ騎手とのコンビで挑むが、この馬には三度騎乗し2勝2着1回と相性抜群。信頼度も増すだろう。
同競走の過去の勝馬には、サマー2000シリーズのチャンピオンに輝いたトウケイヘイローや、6月末に開催される宝塚記念を制したラブリーデイなどがいる。ローテ的にこの後も気になるが、とりあえずは得意な舞台であるここをしっかりと勝っておきたいところだ。今年7歳となる古豪の更なる活躍に期待が高まる。