昨年のオークスでは、善戦が続くものの勝ち星に恵まれなかったユーバーレーベンが、後に秋華賞を制するアカイトリノムスメを封じて見事勝利し、マイネルの勝負服に記念すべき初クラシック制覇をもたらしました。
阪神JF・3着など、あと一歩という競馬が続いていた中、亡くなった岡田総帥の期待に見事応えてのG1制覇となったデムーロ騎手にとっても印象に残る1頭となっているのではないでしょうか。
そういった意味で今年も注目したいのが、日曜東京メインレースに組まれているオークストライアルのリステッドレースであるスイートピーステークスです。
1着馬にのみ優先出走権が与えられ、今年の登録馬をみるとシークルーズ以外すべて1勝馬ということもあり、2着以下は本番出走が絶望的と言える中で、本番直結となるかも含めて期待したいのが、デムーロ騎手との初コンビとなるウインエクレールです。
父はディープインパクト、母はサマーエタニティという血統背景で、半兄のウインブライトは松岡騎手とのコンビで香港でも活躍を見せた名馬で、デビューから2戦コンビを組んだ松岡騎手にとっても思い入れのある血統ではないでしょうか。
冠ウインの馬もマイネルの馬たちと同様、ビッグレッドファームやコスモヴューファームの育成馬ということもあり、昨年のユーバーレーベン同様、デムーロ騎手にとっても期するものがありそうです。
前走のクイーンカップは伸びそうで伸びず6着敗退となっていますが、デビュー戦よりも後ろで競馬をしており、前走の経験が今回で生きてくるかもしれません。
上位人気が想定されるだけに馬券妙味は薄いかもしれませんが、オークスへ向けて応援したい1頭ですね。