現在は非根幹距離のG1として中京競馬場のダート1800mコースで行われているチャンピオンズカップですが、ジャパンカップダートとして開催されていた以前に使用されていたのが東京競馬場のダート2100mコースでした。
開催変更になったことでもう一つの中央ダートG1であるフェブラリーステークスとは距離的な差別化という意味では差異が少なくなってしまい、2100mという得意なコース設定ながら、古くからの競馬ファンからすると名残惜しい魅力的な舞台設定だったと言えるのではないでしょうか。
とは言え、コース自体廃止になったわけではありません。今週日曜東京8レースに組まれている4歳以上2勝クラスの特別戦の是政特別がダート2100mで行われる1戦で、フルゲート16頭に登録17頭と、フルゲートでの開催が見込めるレースとなっています。
過去5年のデータをみると、4番人気以内の馬が勝利しており、穴を狙うなら2, 3着でというデータが出ています。
2017年には14番人気のワイルドダンサーが3着、2020年には11番人気のロードストライクが2着と二桁人気馬が2, 3着に入るケースも見られ、今年も穴馬狙いなら二桁人気馬にも注目しても面白いレース。
それでも軸馬としてはやはり4番人気以内の馬から狙ってみたいところで、そういった意味で叩き2戦目での前進が見込めるディープインパクト産駒のフジマサインパクトに今回注目しました。
中央でデビューしたものの6戦して未勝利だったこともあり、南関東の川崎競馬場で2勝を挙げて後、中央復帰を果たしています。
その後は1勝クラスを2着、1着と安定感ある走りで突破し、前走の2勝クラスでは6着と敗れているものの、休み明け初戦で重馬場だったこともあり、今回はこのクラス2戦目での前進が期待できそうです。
中2週と詰めたローテになりますが【1-0-0-1】とまずまずの内容となっており、当日のオッズ次第になりますが、4番人気以内ならぜひ狙ってみたいところです。