今週末から福島競馬が開催。日曜メインは1800mのハンデG3、第66回ラジオNIKKEI賞が開催される。主に日本ダービーで出走できなかったり、好走できなかった馬が出走してくる傾向があり「残念ダービー」とも言われているレース。
今回断然人気となりそうなのが京都新聞杯2着のサトノクロニクルだ。勝負ごとにタラレバは禁句だが、この京都新聞杯で勝利していれば残念ダービーではなく、正真正銘の日本ダービーに出走できた可能性も高かっただけに、前走の2着は痛かった。2勝馬であれば本賞金でダービーへの出走切符を掴み取っていた可能性が極めて高かっただけに、非常に悔いの残る一戦だったと言えるだろう。
持っているポテンシャルは相当高く距離の融通性もあるので、ここを勝って秋は菊花賞で主役を演じたい。日本ダービーを制したレイデオロは距離の融通が3000mまで効くかどうかは微妙。距離の融通性が効くサトノクロニクルが菊花賞では逆転、という可能性も十分あると考えており、個人的にも期待度の高い一頭だ。
ここは通過点!さらなる高みへの一歩
その前に、この残念ダービーと呼ばれるラジオNIKKEI賞をしっかり勝っておく必要がある。2着でも菊花賞出走の本賞金のボーダーラインはクリアするが、このメンバー相手に取りこぼしはしたくない。陣営も当然、ここはメイチの仕上げで挑んで来るだろう。
ここを勝てばしがらきに放牧に出される。秋前に帰厩し、神戸新聞杯から菊花賞へ進むヴィクトリーロードが用意されている。このヴィクトリーロードを歩む為には、ラジオNIKKEI賞でしっかり勝利をおさめる事。
ギリギリでやっと勝つかギリギリ届かず2着という結果が目立つので、レベルは高いはずなのに圧倒ができないという歯がゆさがある。本来このメンバーでプレッシャーに潰されるような馬ではないし、自分の競馬さえ出来ればここは手こずるようなレースではなさそうに思える。ポテンシャルは高いが今はまだ未完成感が強い。いつか覚醒してくれることに期待し、ラジオNIKKEI賞も楽しみにしたいと思う。