今週末から中京競馬が開催。日曜メインは1200mのハンデG3で、サマースプリントシリーズの第2戦目でもある第53回CBC賞が開催される。
登録馬は18頭。重賞ホルダーは7頭いるが、今年のオーシャンSを勝ったメラグラーナ以外はどの馬も重賞制覇からかなり時が経っている馬ばかり。確固たる軸馬が不在といった状況で、メンバー的にも人気は割れに割れそうだ。全ての馬にチャンスがあると言ったら大袈裟な話だが、それに近いものがある。
今年のCBC賞で有力馬を1頭挙げるなら、やはりメラグラーナ。前走、高松宮記念(10着)からの巻き返しに燃える1頭。前走の高松宮記念は小雨が降る稍重での開催で、ハイペースに泣かされ後半の脚を削がれた格好になってしまった。馬場自体はこなせていた印象があるが、ペースは早くコーナーでは緩まず取り付くタイミングもなく、さらに外々に振られコースロスも響いた。
今週は水、木、金と雨が続くが、多少の道悪でも雨の影響があったセプテンバーSでも強烈な末脚を披露しているし、展開させ向けば圧勝の可能性もある。メンバーも前走からレベルがガクッと下がるし、手こずるような相手でもない。
ラジオNIKKEI賞は過去10年で3連単で20万円以上の配当となったのが4度あり、波乱傾向がやや強めのレースとなっているが、この馬が凡走するようだと波乱の要素が更に高まりそうだ。腹を括って穴狙いをするのも面白いし、メンバー的にもかなり人気が割れるので高配当にありつけるのではないだろうか?