春のクラシックでは惜しくも無冠に終わってしまったハービンジャー産駒ですが、ようやく日本の馬場にも適性を見せ、上位レベルの馬を輩出し始めました。今年のクラシック戦線を牡馬・牝馬ともに大いに盛り上げてくれた種牡馬なので今年の2歳馬にも期待をしたいところ。そこで、今週登場予定の大物をご紹介いたします。
2015年のセレクトセールで3900万円で落札されたカレンシリエージョです。父は前述の通りハービンジャー、そして母がベルアリュールⅡということで、今年のヴィクトリアマイル勝ち馬アドマイヤリードの半妹になります。セレクトセール時と比べ、父母の繁殖実績はうなぎ登りの今なら、非常にお買い得な落札価格だったと言えるのではないでしょうか。
栗東・鈴木孝志厩舎で管理され、日曜函館5Rの芝1800mに池添騎手でデビューを飾ります。カレンの冠名と言えばカレンチャンにカレンミロティックなど、オーナーの馬運もまずまず。どちらの馬も池添騎手とご縁があり、相性は悪くありません。8頭立ての少頭数レースとなりましたが、来年のクラシック戦線まで見据えられるレースとなるか、注目の一戦です。