先週の函館記念の記事で常識は通用しないと書いたが、正にその通りになった。三連単の配当が915,320円と大いに荒れた。入線順位は5番人気→14番人気→7番人気。馬券圏内に上位人気の馬は絡むことはなく、少し多めにみればギリギリ5番人気のルミナスウォーリアが快勝する結果となった。
非常に難解だった函館記念が終わり、今週は函館で今夏最後の重賞となる函館2歳Sが開催。ここも常識が通用しないレースである。出走登録している殆どの馬は前走の新馬戦を1着で勝ち上がってきた馬だ。ダートの新馬戦で勝ち上がった馬もいるが、もちろん軽視する事は出来ない。このメンバーで圧倒的な人気を集めるような馬は見当たらず、人気は間違いなく割れるだろう。
函館2歳Sも基本的には穴狙いで良さそうだ。わずか1戦というキャリアの馬を評価するのは難しいが、前走の評価と血統、函館コースと距離の相性をなんとか見極めたい。人気を集めそうなのは前走の勝ち方が強かったナンヨープランタン、アリア、カシアスあたりで、馬券もこのあたりから組んでいく人が多そうだが、現在3連連続で二桁人気の馬が馬券に絡んでいるように、穴馬が激走するレースが近年は続いている。荒れる前提で穴馬も選んでおく必要がある。
函館記念も頭を抱えた競馬ファンも多かったと思うが、情報の少なさもプラスしてそれ以上に難解なレースである。難解なレースが続くがこれが夏競馬。的中馬券の方程式を解いた時に的中馬券がしっかりと手に出来る。毎週競馬を楽しんでいる競馬ファンにとっては、この夏競馬は穴馬券の宝庫。先週の函館記念で思い知った方も多いだろうし、今週も人気を鵜呑みにせず、自分の感性を信じて買いたい馬を狙ってみよう。