今週で福島競馬は終了。23日(日)のメインレースを飾るのは「福島テレビオープン」だ。今回は、クラシック路線を歩んだ為、日本ダービー、菊花賞と明らかに距離が長いレースを使わざるをえなかったマウントロブソン(牡4、堀宣行厩舎)に注目したい。
本来はマイルから2000mまでがベストの馬で、今回は久々の適距離での一戦となる。昨年10月の菊花賞以来の一戦となるが、調教での動きは軽快だ。福島コースは初登場となるが、さすがに夏のローカルのOP特別では一頭だけオーラが違う。小回りでの実績もあるし、特に問題にすることは無いと思っている。
3連勝で重賞Vを決めた逸材だけに古馬になってどれだけ強くなるか楽しみな馬。休み明け初戦からかなり期待はもてる。小頭数の競馬もこの馬に取ってはプラスに働くはずだし、天候もここ1週間は福島地方は雨の予報はなく、特殊な条件というわけでもない。ここはしっかりと恰好をつけて欲しい。
能力的には1枚上の存在で、成長も期待される。気になる馬体重だが、10キロくらいプラスで出てきてくれれば成長分と見て期待したい。3歳時は大気の片鱗も見せた馬で、今後は重賞を使っていく事が予想されるだけに、このメンバー相手に手こずってほしくはないところだ。適距離のG1となると天皇賞秋とマイルCSの2つになる。本賞金加算をここではしっかり加算しておかねばならない。
断然人気になるかは分からないが、1番人気に支持される確率が高い。手薄なメンバー構成だけに楽勝も十分考えられる。本命軸馬はマウントロブソンで間違いなしだ。