今年の新種牡馬の目玉の1頭としてロードカナロアがいます。産駒はすでに4頭が勝利しており、その中でも最も父に距離適性の似ているように見えるスズカマンサクが今週の函館2歳ステークスに出走を予定しております。現段階ではサトノオンリーワンをくだしたステルヴィオが一番星ではないかとみていますが、今年のロードカナロア産駒の中でも真打ちとも言える馬が今週デビュー予定となっています。
POG雑誌などでも話題となったトゥザフロンティア。母トゥザヴィクトリーに、兄姉3頭が重賞ウィナーという一流の血統です。とは言え、まだG1には手が届いていないということもあり、父がキングカメハメハからロードカナロアにかわってどのような変化が現れるか、ついにヴェールを脱ぎます。馬体重は480kg前後で雰囲気はどちらかと言えば母親似という厩舎側からのコメントもあるため2000mくらいまではこなせるロードカナロア産駒になるのではないでしょうか。
気になるデビュー戦は22日土曜日、中京競馬場の芝1600mで、鞍上には短期免許で来日のD・ホワイト騎手を予定しています。ライバルと目されるのは、こちらも外国人ミルコ・デムーロ騎手騎乗ロードトレジャーです。父がマツリダゴッホからプリサイスエンドにかわったため、ダート色が強いかもしれませんが、兄が芝のマイルで結果を出していることもあり、この馬も注目の1頭です。
外国人ジョッキーでワンツーとなりそうな気配は濃厚ですが、新馬戦だけに結果がどう出るかは未知数。いずれにせよ良血統馬同士の競走なので必見のレースです。