毎年恒例の京都芝1800mで行われる新馬戦。過去には伝説の新馬戦として後に有名になったブエナビスタ、アンライバルドなどが出走したレースとして知られます。その伝説の新馬戦の当時の上位5頭を振り返って見ましょう。
1着アンライバルドは菊花賞馬となり、2着リーチザクラウンは惜しくも逃したもののダービー2着。ブエナビスタはジュベナイルフィリーズを制し、牝馬二冠となり、古馬になってもドバイに出走するなど長く活躍、通算でG1を6つも勝利した言わずとしれた名馬。4着のスリーロールスも菊花賞を勝利し、エーシンビートロンは唯一今でも現役として、今年のエニフSを単勝73.1倍で大穴開けるなど活躍。この世代の皐月賞、菊花賞、桜花賞、オークス馬が1度の新馬戦に出走してしまったのです。
そんな伝説の新馬戦が今年は芝2000mでリニューアルして開催されました。勝ったのは武豊騎手騎乗のドレッドノータス。2番人気で先行押し切りの形でした。2着のナムラシングンに追い上げられるもしのぎきったあたりは父ハービンジャー、母ディアデラノビア、母の父サンデーサイレンスいう血統なのかもしれません。
こちらはベルーフの活躍など、最近よく見かける配合の1つです。いまだクラシック、G1に手が届かない配合でもありますが、武豊騎手はお手馬ポルトフォイユが戦線離脱したこともあり、この馬は手放したくないのではないかと思います。まだ1戦1勝の馬に過ぎませんが、先々まで覚えておいて損はない馬でしょう。次走も注目したいところです。