今週日曜東京競馬のメインレースは春のマイル王決定戦の安田記念です。絶対女王グランアレグリアがダノンキングリーに敗れる波乱から1年が経ち、昨年の1, 2着馬不在のレースとなります。
昨年3着のシュネルマイスターは今年も上位人気が想定されていますが、ドバイターフ8着大敗後の国内復帰初戦となるだけに、仕上がり具合が気になるところです。3歳馬からはNHKマイルカップで1番人気支持を受けながら4着に敗れたダイワメジャー産駒のセリフォスが藤岡佑介騎手との新コンビで挑む予定となっており、こちらも注目したいところです。
過去10年のデータをみると、騎手の連覇がないレースとなっており、昨年ダノンキングリーで勝利した川田騎手騎乗のダノンザキッドはデータでは消しになりそうですが、皐月賞1番人気など、レベルが高いレースで上位人気支持を受けてきた馬が今回はやや人気を落とす形で参戦となるだけに、昨年同様の大駆けがあるかもしれず、不気味な1頭といえそうです。
波乱も期待しつつ狙ってみたいのが、ドウデュースの日本ダービー制覇で勢いのあるハーツクライ産駒のサリオスです。今回は香港マイル3着以来のコンビとなるレーン騎手を確保しています。
3歳時はコントレイルのライバルとして皐月賞、日本ダービーともにコントレイルの2着と、高いレベルで戦ってきましたが、3歳秋の毎日王冠勝利以降、勝利に見放されており、前走の高松宮記念では馬場状態や距離もあってか15着大敗となってしまいました。
東京競馬場の芝コースはこれまで5戦して3勝2着1回と相性がいい舞台というだけではなく、2か月半の休み明けとなるローテもこれまで1戦1勝と相性がいいだけに、狙うなら今回といえそうで、オークスでは人気薄のスタニングローズを2着に導いたレーン騎手の手綱さばきにも期待して狙ってみたいところです。