過去5年で1番人気馬がすべて3着以内に入っている堅いレースが、今週日曜東京10レースに組まれている3歳以上3勝クラスの特別戦の夏至Sです。ダート1600mで行われ、フルゲート16頭に対して登録17頭がいましたが2頭が回避し15頭立てのレースとなりました。
現在1番人気馬が3連勝中となっており、軸馬にはやはり1番人気馬といきたいところで、今年の登録馬ではキタノリューオー、ドゥラモンド、ルコルセールあたりが有力といったところでしょうか。
キタノリューオーは木幡巧也騎手が今回初騎乗で、2勝クラスを卒業後、このクラスで3着、4着と着実に結果を残しており、東京コースでも2勝、さらに2か月半の休み明けのローテは1戦1勝と、休み明けでこそ狙いたい1頭と言えそうです。
ドゥラモンドはようやくオークスで今年のG1初勝利となったルメール騎手が引続き騎乗する1頭で、前走の晩春Sでは7番手追走で4着に入ったものの、外を回される競馬で距離のロスもあり、1番人気での4着はルメール騎手としても不本意だったはずで、今回は巻き返しが期待されます。
また短期免許で来日中のレーン騎手を再度確保して挑むルコルセールは乗り難しい面もある中、休み明け2戦は後方待機策から3着、前走の薫風Sでは先行して5着と、まだ武器となる脚質が見いだせていない面もありますが、中1週と詰めたローテも3歳時には2連勝を飾っていることもあり、叩き2戦目での前進と、さらに【2-0-1-1】と得意としている東京コースが舞台も後押しとして、レーン騎手も2度目の騎乗で結果が欲しいところでしょう。
1, 2番人気馬のワンツーが過去5年ではないだけに、上位人気馬の中でもやはり1番人気馬に特化して狙ってみたいレース。当日のオッズに注意して1番人気馬から馬券を組み立てていくのがセオリーと言えそうです。各メディアや専門誌の前評判を見る限りでは、現在ドゥラモンドが1番人気の最有力候補となっています。
臨戦過程の良さと過去の傾向からも、ここはドゥラモンド本命が妥当のように思えます。