今週からは函館競馬が開催。開幕週を飾る重賞は「函館スプリントS」です。サマースプリントシリーズの初戦でもあり、注目度の高い一戦です。
今年は皐月賞3着のナムラクレアをはじめ、ファルコンSを勝っているブルパレイ、高松宮記念で17番人気ながら3着で大穴を演出したキルロード、昨年の勝馬ビアンフェ、前走オープンクラスのレースを勝っているシゲルピンクルビーやヴェントヴォ―チェなど、虎視眈々と狙っている構図になっています。
そんな中で注目しているのは、5歳牡馬のロードカナロア産駒のキャプテンドレイクです。今年になって1200mを3連勝してオープン入りし、前走鞍馬Sで7着からの挑戦となります。先述した主役候補の馬達と比べると実績面では一歩及ばないところですが、7着に終わった前走は直線で追い上げてくるものの大きな不利を受けての結果でした。不利を受けた後も、しっかり伸びて勝ったシゲルピンクルビーと同じ上り3ハロンの33.2秒で0.6秒差の結果でした。不利がなく勝っていたら今回は主役候補の一頭になっていたでしょう。むしろ前走の負けで人気が落ちて気楽に乗れるのはプラスでしょう。
今回は初の洋芝で力がいる馬場になりますが、もともと2000mを中心に走っていた馬ですし、地方競馬に転籍し重いダートも経験しています。力の要る馬場はむしろ歓迎で、むしろスタミナもいる根性勝負になったとしてもかえって有利になりそうです。
ということで、函館競馬のオープニングを飾る重賞函館スプリントSは、前走の不利が大きすぎたキャプテンドレイクが力の要る馬場で巻き返し必至と考えて応援したいと思います。