夏の小倉競馬で一番暑い時期に行われるアツいレース。それが「北九州記念」です。2005年以前は1800mで行われていて、個人的に私の競馬人生を変えたイナズマタカオーが1995年に勝利したレースです。
私にとっては思い出深いレースの1つなのですが、現在は1200mの芝ハンデ戦となっております。多頭数になることも多く、高配当も期待できるレースということで毎年非常に楽しみなレースでもあります。
というのもこのレース、過去10年を見ても1番人気での勝利は1度しかなく、単勝1桁台の馬でさえ2勝しかしておりません。そんな荒れる夏のハンデ重賞、北九州記念がフルゲート18頭となったので、予想もレースも非常に楽しみです。
今年注目したい馬はナリタスターワンです。ナリタスターワンは、5走前のブラッドストーンステークス(1600万、中山ダ・1200m)を勝利し、オープン入りを達成。その後は1戦オープンのダート戦を使って7着の後、芝に転じて3戦、18着、6着、9着と燦燦たる結果に終わっています。
しかしながら、ここ2戦の重賞CBC賞(6着)とアイビスサマーダッシュ(9着)でのレースっぷりは、負けはしましたが内容は悪くありませんでした。まず、CBC賞では内が荒れた馬場でじわじわと伸びてきて、勝馬とはわずか0.3秒差でしたし、前走のアイビスサマーダッシュは
新潟の直線で最も不利と言われる最内1番枠となりながらも0.7秒差と着順との差はそこまでありませんでした。
荒れている馬場の内枠、新潟直線の最内枠、と2戦とも不利と言ってもいい枠順で走りながらもそこまでの差はなかったのですから、少しでも枠が有利になってくれば、上位進出は必須と言ってもいいのかもしれません。
先週あたりから小倉競馬は外差しが決まってきていますので、外目の枠から差してくる競馬ができれば激走する可能性は低くはないのではないでしょうか?
さらに、ナリタスターワンの厩舎は高橋厩舎です。調教師の高橋亮師と言えば、騎手時代小倉が得意でよく穴を出していたものです。その厩舎に所属し、いわば弟子とも言えるナリタスターワンなら、小倉の対策もばっちりでしょう。
ということで北九州記念は、高橋厩舎でショウナンカンプ産駒のナリタスターワンの激走に期待したいと思います!