函館2歳Sでは感冒により、まさかの出走取り消しになったスパイツタウン産駒のモルトアレグロ(美浦・武井厩舎)。あれから早くも1ヶ月が過ぎましたが、今週の日曜札幌10レースのすずらん賞で改めて芝に挑戦する運びとなりました。
鞍上は継続して吉田隼人騎手が騎乗します。武井厩舎に吉田隼人騎手と言えばリエノテソーロの活躍が記憶に新しいですが、奇しくも同じレースを使うことになりました。昨年はリエノテソーロ、タイムトリップのワンツーで決まり、馬券的にもかなり堅い決着になりました。今年の2歳勢も道営馬の元気が良く、札幌2歳Sにもクローバー賞、コスモス賞で結果を残したダブルシャープとミスマンマミーアが参戦。
そしてすずらん賞にも短距離なら怖いビービーガルダン産駒のヨシノファルコンやコスモス賞3着からの参戦で、距離もいきなり3ハロン短縮になりますが血統的には悪くないであろうローエングリン産駒・ハッピーグリンが参戦予定です。
過去5年のデータでみると、道営馬も勝利しており決して数合わせと軽視してはいけないレース。2012年のシーギリヤガールは8番人気ながら2馬身差をつけて勝利。そういった意味では人気薄でこそ侮れないのが道営馬たちともいえますが、高速馬場というよりは、力のいる馬場状態と思われる洋芝ということもあり、休み明け、かつ芝初挑戦とはなりますが、モルトアレグロの走りに注目しましょう。