暑い夏もようやく朝晩は涼しくなってきて秋も間近というところですが、夏競馬も今週で終了。そのラストを飾る重賞が新潟記念です。
新潟で行われる2000mの重賞で、波乱含みハンデ戦です。毎年頭を悩まされる難解な一戦ですが、力の劣る馬にも勝つチャンスがあるので毎年穴馬選びが楽しみなレースでもあります。
さて、今年も17頭の出走馬が揃いました。トップハンデはラストインパクトの57.5kg、最軽量はシャドウウィザードの51kgと6.5kgも差があり、思わぬ伏兵の登場もありそうです。
スランプから抜け出すチャンス!得意の新潟で復活を目論む7歳馬のフルーキー
今回注目している穴馬はフルーキーです。フルーキーは、3歳時には関西の秘密兵器とも呼ばれ、菊花賞にも出走し6着と結果を残し、古馬となっても5歳時に阪神競馬場で行われたチャレンジカップで重賞勝利を果たし、6歳時には重賞2戦連続2着に好走した実績馬です。
ところが、重賞連続2着の次のレースからは凡走街道の始まりで、その後7戦で最高着順が4着と馬券圏内に一度も入らないスランプに陥ったのです。前走のエプソムカップも9番人気で9着となかなか復活の気配が感じられません。
年齢も7歳とメンバーの中では最高齢となります。ただ、7歳馬は今回5頭おり、フルーキーだけが高齢というわけでもありません。先週札幌で行われたキーンランドカップでは最高齢の9歳馬エポワスが快勝しておりますし、波乱含みのハンデ重賞の新潟記念なら、ベテランの風が吹いている今なら十分チャンスはあると見てよいでしょう。
頭数も17頭と多いですが、出走頭数が多いと言うことは別の面からみれば、それだけ2000mの距離路線では層が厚い証拠でもあるため、最多出走世代はやはり要注目なのです。そういう意味では、最多世代の7歳馬フルーキーは注目でしょう。
さらに、フルーキーは過去2回、今回と同距離の2000mの重賞新潟大賞典を走り、2着4着と好走しています。そのうちの1度は前々走ですから、近走のスランプに陥った間でも最高着順だったのですから、新潟は得意な舞台と言ってもいいでしょう。その2戦は57.5kgの斤量でしたが、今回は0.5kg減の57kgとなった点も見逃せません。
得意な新潟競馬場のこの条件で斤量も減った、高齢馬の風もある、ならば、近走のスランプを
ここで大変身脱却しても不思議ではないと予想しております。
という訳で、夏競馬のラストを飾る新潟記念は伏兵馬のフルーキーが復活Vを果たすと予想して勝負をしたいと思います。