【エニフステークス2017】ウインムート、芝ダート兼用の兄に続けるか?

芝ダート兼用とは良く聞く言葉ですが、どちらも中途半端で試行錯誤の末というケースもあります。条件戦にせよどちらでも実績を残していればレースの選択肢も広がるため陣営としても使い勝手がよく、騎手も乗っていて楽しいのではないかと素人ながらに思います。

芝ダート兼用馬と言えばホクトベガやアドマイヤドンなどが代表格でしょうか。10歳にして未だ現役のドリームバレンチノもダート転向後は一本槍ですが、芝でも重賞ウィナー、今年アルアインの皐月賞勝利で中央G1初勝利を上げた松山騎手もドリームバレンチノとのコンビで高松宮記念2着、スプリンターズS3着と惜しい所までいきました。

そんなドリームバレンチノの全弟であるウインムートと松山騎手が土曜阪神のメイン・エニフステークスへ出走します。前走は短期免許で来日していたホワイト騎手が安定感のある騎乗でまずまずの結果を残してからのバトンタッチとなります。山城ステークスの勝利から勇躍し挑んだオーシャンSでは惨敗を喫しましたが、ダートへ転向後の2戦で安定感を増し、兄同様伸び代のある所を見せています。

今回は別定戦ということで前走より1kg増になりますが、57kgも背負い慣れている馬でもありますし体重も490kg台と馬格のある馬なのでさほど問題はないでしょう。ラテンロックやマイネルバールマンと言ったダートオープンで実績を積んできた競争相手の強化が課題となりますが、主戦をつかむためにもここは通過点としたいところですね。