【京成杯オータムハンデ2017予想】そろそろ大駆けするかも?穴をあける可能性が高い“あの馬”とは?

秋競馬、中山競馬場の開幕を飾る名物ハンデ重賞「京成杯オータムハンデ」が今週10日(日)に行われます。マイル路線の主役を狙う馬達から、ハンデ戦ということで虎視眈々と賞金稼ぎを狙っている馬達が押し寄せ、例年多頭数で予想もレースも難解、荒れるレースとしても知られ、2015年などは3連単222万超えも出ています。

今年もフルゲートは必至で様々な馬が出走してきました。小倉大賞典、関屋記念と今年重賞2勝しているマルターズアポジーをはじめ、今年5戦は重賞でもオープンでも常に3着以内と好走しているグランシルク、同じように3歳マイル路線で重賞5戦連続3着以内というボンセルヴィーノ、皐月賞3着の実績のあるウインフルブルーム、朝日杯FSを勝ったダノンプラチナなどなかなかのメンバーです。

そんな中、注目しているのはトーセンデュークです。トーセンデュークは、4走前に1600万クラスの中京で行われたトリトンステークスで勝ってオープン入りを果たしました。それ以来、重賞を3戦して、結果は8着、8着、11着とまだ結果が出ていません。それどころか重賞の厚い壁を感じる成績と言えます。

しかし、その3戦の着順こそいまいちも、着差はそれぞれ0.4秒、0.4秒、0.7秒といずれも1秒以内では走っております。いずれも追い込み届かずのレースなだけに、開幕週の中山競馬という条件はあまりプラスにはならないかもしれませんが、今回はハンデ戦です。少し見込まれた感じの55kgではありますが、有力馬とは2kg以上の差はあります。ここで少し差を縮めることは十分可能でしょう。

さらに、同じくハンデ戦だった2走前のCBC賞の場合、1200mの大外枠という不利がありながらのものですし、中京の坂を上ってから一伸びしていました。中山競馬場は初めてですが、それだけに中山の急坂がこの馬に合う可能性も十分あるでしょう。

近走の成績を見る限りで人気をするとも思えませんし、道中もついていけずに最後方の位置取りになるかもしれません。それでも坂とハンデを最大限生かして、最後の追い込みに賭けた時、重賞4戦目で慣れも見込めるトーセンデュークが大駆けする可能性は決してそんなに低くはないはずです。波乱が潜んでいるレースなだけに、激走が期待できそうです。