今週日曜福島10レースに組まれているのは、ローカル競馬ならではともいえる非根幹距離で行われる3歳以上2勝クラスの特別戦の信夫山特別です。

芝2600mに登録9頭と寂しい頭数での開催となりそうですが、唯一の3歳馬で参戦を予定しているブラックブロッサムは注目したい1頭となりそうです。

シルクレーシングの所有馬で、父は3歳クラシックで菊花賞を制しているキタサンブラックという血統背景。春のクラシック戦線には参戦できておらず、古馬相手となるだけに楽ではないでしょうがここで勝って秋の菊花賞トライアルを狙いたいところではないでしょうか。

これまで3戦して松山騎手、横山武史騎手、レーン騎手と主戦が固定しきれておらず、今回もテン乗りとなる田辺騎手との新コンビとなります。

デビューから2戦2勝で挑んだ京都新聞杯では、1番人気に支持されたものの賞金加算がかなわない5着敗退となっており、今回は仕切り直しの一戦となります。

単勝オッズはおそらく1, 2番人気となりそうですが、ここで古馬相手に2勝目を挙げておけば、血統面からも菊花賞参戦は考えにくいと思われる皐月賞馬ジオグリフ、また日本ダービーを制して次は凱旋門賞を視野に入れているドウデュースなど、春の実績馬不在となる菊花賞なら新星誕生となる可能性も十分ありうるだけに、ここでどんな走りを見せるのか注目ですね。