今週土曜の函館メインレースに組まれているのが、JRAでは2歳重賞の開幕戦となるG3の函館2歳Sです。洋芝の芝1200m戦ということで、逃げて勝利した馬が例年多く参戦し、展開面を読むのも難解ということもあり、予想が難しいレースです。

過去10年のデータをみても、直近の8年では二桁人気馬が3着以内に台頭しています。また勝ち馬は4番人気以内の馬が9勝と堅めなものの、一昨年のリンゴアメは単勝4730円と伏兵での勝利となっており、軸馬選定から悩ましいところです。

人気薄の馬の台頭を期待して今年の出走予定馬の中で狙ってみたいのが、カレンブラックヒル産駒の牝馬のミスヨコハマです。

これまで2戦1勝という戦績となっており、デビュー戦では今回再戦が予定されており上位人気想定となっているスプレモフレイバー相手に2着と健闘しています。

少頭数の競馬だったデビュー戦では5番手追走から末脚を伸ばす競馬を披露し、続く未勝利戦では一転して2番手追走から押し切る競馬で勝利している点も強調材料で、逃げなくても競馬ができるのは大きな強みといえそうです。

未勝利脱出が牝馬限定戦だったこともあり、ここ2戦のレース内容を考えると人気はそこまで挙がってこないことが予想されます。鞍上の斎藤新騎手はラブカンプーで大波乱を演出したこともあるだけに、芝1200m戦の重賞で人気薄の馬に騎乗するというのも、穴党にとっては魅力的といえるかもしれません。