超良血といわれる馬でも今の日本の馬産界では種付け料がそこまであがってこない馬たちも多いのではないでしょうか。現役時代の戦績、さらにどこに繋養されるのか、など複合的な要因で決まってくる面もありますが、早世があまりに惜しまれるのが米国産のカジノドライヴです。
兄姉にベルモントS勝ち馬のジャジル、ラグズトゥリッチズがいる良血で、日本調教馬では初めてとなるアメリカのG2のピーターパンSを制するなど11戦4勝となっており、現役引退後は社台スタリオンステーションで種牡馬入りし、2017年に種牡馬引退するまでに453頭の血統登録馬を残しています。
主な産駒ではJpn1を2勝しているカジノフォンテンがいますが、先月26日の笠松9レースの伊吹山賞をマナラズベリーが制したことにより、カジノドライヴ産駒の地方・中央を合わせた通算勝利数が1000となり、大台に乗っています。
競馬場の成績を見ると、大井が最多の109勝、次いで佐賀の101勝となっており、JRAでは153勝となっています。
2019年に14歳の若さで亡くなってしまったカジノドライヴですが、血統面をみてもダート適性はピカイチといえるものがあり、残された産駒たちがどれだけ勝ち星を積み上げていけるのか、応援したいですね。