夏競馬がいよいよ本格スタートしており、JRAの2歳戦が始まっていますが、様々な市場取引馬が続々と活躍を見せているようです。
今月2日の小倉5レースの九州産限定の新馬戦では、栗東・新谷厩舎の管理馬のサツマノオンナが逃げ切りで勝利し、昨年の九州1歳市場取引馬としてJRA初勝利を飾っています。鹿児島県の新保孝一氏の生産馬で、父スクワートルスクワート、母スペシャルビビーという血統。市場取引では350万円で落札されました。
同セール取引馬によるJRA新馬戦初勝利は、2020年のヨカヨカ以来ということもあり、サツマノオンナもヨカヨカのように重賞戦線で活躍できるかどうか注目したいところです。
また同じ日の1レースに行われた2歳未勝利戦では、同じく栗東・新谷厩舎のウメムスビが勝利し、今年のJRAブリーズセール取引馬として初勝利を飾っています。日高町・奥山牧場の生産馬で、父ファインニードル、母ヴィオレッタという血統。父ファインニードルにとっても産駒のJRA初勝利となっています。
さらに同じく2日の福島5レースの2歳新馬戦では、5月にオンラインで行われた千葉サラブレッドセール取引馬のナックブレイブが勝利しています。美浦・杉浦厩舎の管理馬で父レッドファルクス、母ワキノバクシンという血統で、新ひだか町の広田牧場の生産です。こちらもファインニードルに続いて、父レッドファルクスにとってJRA初勝利となっており、今後も市場取引馬の活躍には注目したいですね。