今年の新馬戦は大物輸入種牡馬のノヴェリストに、三冠馬オルフェーヴル、そして短距離王のロードカナロアなど新種牡馬が元気なこともあり、夏から大きく盛り上がりを見せています。そして舞台がローカルから中央へ戻ってきて、期待の良血馬も続々デビューの気配を見せ、競走も加熱することでしょう。
中でも注目のレースが今週の日曜日、阪神5Rのメイクデビューです。先日もお伝えいたしましたファレノプシスの仔ヴィンセントと、クラシックホース・桜花賞馬ダンスインザムードの仔シャンデリアスピン2頭の良血馬が揃ってデビューをいたします。シャンデリアスピンは父ノヴェリストで栗東・松永幹夫厩舎の管理馬となります。鞍上には母を桜花賞へと導いた武豊騎手を迎えます。
他にも、須貝厩舎の評判馬ガールズバンドもデムーロ騎手を確保して出走してくるため、評判馬三つ巴となる可能性の高いハイレベルな新馬戦となりそうです。
ことシャンデリアスピンに限って言えば、翌日の月曜祝日にも牝馬限定の1600mの新馬戦があるため、この強力なメンバー相手にわざわざ出走せずとも、と言ったところではありますが、鞍上の武豊騎手が先週の新馬戦で勝ち上がったビリーヴ産駒のジャンダルムをかなり評価しているだけに、来年のクラシックのパートナー候補として選ばれるためにもデビュー戦から結果が欲しいところです。