日本ではまだまだ障害馬の地位は平地のG1馬や重賞勝ち馬に比べると低いのが現状ではないでしょうか。
歴史ある競馬の障害レースですが、日本では中山グランドジャンプと中山大障害の2レースのみがG1となっており、その後増設の動きは今のところなく、海外と比較するとまだまだ発展途上、言い換えれば平地のレース以上に可能性がまだまだあるレースといえそうです。
一時期は終わった、馬齢には勝てないと思われていたオジュウチョウサンは11歳になった今年もまだまだ輝きを失っておらず競走生活を謳歌していますが、北海道の平取町とタッグを組んで観光支援に取り組むこととなりました。
平取町の一般社団法人のびらとり観光協会は町内にある坂東牧場の生産馬であるオジュウチョウサンをデザインした「びらとりチャンピオンホースカード」を制作しました。
カードは協会加盟の飲食店の利用客に先着順で配布されており、全部で3種類、1500枚の限定配布となっています。
7月8日からスタートした企画ですが、カード目当てで訪れるお客さんも増えているとのことで、平取町の食材に興味を持ってもらうとともに、平取町出身のオジュウチョウサンの名前も合わせて知ってもらえる企画となっており、今後も平取町出身の競走馬に関する企画を考えていきたいとのこと。
競馬への興味、さらに1頭のサラブレッドへの興味が、観光支援事業と結びつく1つの可能性として、今後もいろいろなところに波及していくと、競馬に興味が今はない人たちにもリーチする、面白い企画といえるのではないでしょうか。