活躍した馬はすぐに引退すべきなのか?日本と海外、価値観の違い

アメリカンファラオにゴールデンホーン。海外の競走馬ですが日本の競馬ファンでも今年何度も耳にしたことがある馬名だと思います。アメリカンファラオはいわずとしれた3冠馬。ブリーダーズカップを制し、まだ11月ですがアメリカの年度代表馬はほぼ間違いないでしょう。そして、アメリカンファラオの活躍により日本で種牡馬としてがんばっていたエンパイアメーカーが再評価されアメリカに凱旋することにもなりました。

そして今年の凱旋門賞を制したゴールデンホーン。トレヴの3連覇を阻止したイギリスダービー馬でもあります。凱旋門賞後はアメリカのブリーダーズカップターフに出走し当然圧倒的な1番人気に推されましたが、前走と違い今回はマークされる立場。凱旋門賞で負かした相手であったはずの牝馬・ファウンドに最後で差され2着に終わりました。牝馬の大物を食ったと思ったら、その直後に牝馬の伏兵に食われる。ある意味、記録と記憶に残る馬になりました。

もちろん両馬とも歴史に名を残す名馬ではありますが、惜しむらくはもう引退が決まったということ。来年からの種牡馬入りが決定しています。

これが日本だとまず考えにくい。ナリタブライアン、シンボリルドルフ、ディープインパクト、オルフェーブルと日本の3冠馬たちは古馬になってからも走り続けました。種牡馬としての価値が最高潮に達したと考えて引退させるのか欧米流なのか。はたまた予期せぬ事故で種牡馬入りできなくなる可能性もあるのが競馬なわけで、結果を出した以上はもう走らせなくてもよい、と考えるのが欧米流なのか。

日本と欧米の違いは馬に対する価値観にあるのかとも思いましたが、日本は古馬になってからも高額賞金のレースがG1でなくとも多数ある一方海外では1年通して考えても日本ほど高額の賞金が稼げるレースが毎月開催されるような体系にはなっていません。理由はそこにあるのかなと思いました。

スタッドインさえすれば高額のシンジゲートと種付け料が手に入る。日本なら3歳で引退させなくても稼ぐ道がたくさんある。もちろん馬に対する考え方に差異はあるでしょうが、大きな理由はそこかなと。

いずれにせよ父アメリカンファラオ、父ゴールデンホーン産駒を海外で買う日本人オーナーもいるはず。日本で走る産駒もいるでしょう。いまから楽しみですね!