今週の小倉競馬場のメインレースは、電撃の1200mハンデ戦の北九州記念です。京都競馬場の改修に伴って、7月のCBC賞が今年と昨年は小倉競馬場で行われたことで、同じ競馬場での開催となったことで関連性も高そうです。
そのCBC賞はかなりの高速馬場で日本レコードがでましたが、今の小倉競馬場はそこまでの馬場ではありませんし、CBC賞組7頭に対して別路線が11頭ですから、ただでさえ難解な18頭フルゲートハンデ戦は、やはり予想が難しくなっています。
そんな中で注目しているのは、ロードカナロア産駒の5歳牡馬キャプテンドレイクです。キャプテンドレイクは、前走初重賞となった函館スプリントステークスに出走し5着と好走。重賞2戦目の上積みが見込める点み魅力ですが、それ以上に魅力なのが鞍上藤岡康太騎手とのコンビです。
今回のCBC賞は乗り替わりが多く、CBC賞の勝馬テイエムスパーダを含めて12頭が乗り替わりです。乗り替わっていない馬はキャプテンドレイクとナムラクレアくらいで、この点はかなりのプラス要素だと言えます。
さらに、この乗り替わってない2頭はともに函館スプリントステークスに出走していたので比較しやすいですが、勝ったナムラクレアが50kgで勝って今回53kg、対してキャプテンドレイクは56kgで0.5秒差の5着だったのが、今回55kgと斤量差で6kg差が2kg差と大きく近づきました。単純比較はできませんが、斤量差だけ言っても逆転は十分できるでしょう。
展開面を見ますと、日本レコードを出したテイエムスパーダやアイビスサマーダッシュを逃げて2着に粘った快速馬もいますが、どちらかというと差し追い込み馬が多いメンバー構成となっています。小倉の1200mは、大外一気が決まることもありますが、重賞メンバーで18頭の多頭数ならば、後方に位置する馬よりも中団前目につけられるキャプテンドレイクの位置取りの方が有利になりそうです。
ということで今年の北九州記念は、乗り替わりが多いメンバーの中、藤岡騎手とのコンビ力を魅せてくれそうなキャプテンドレイクが重賞初制覇を果たしてくれることに期待して応援したいと思います。