札幌競馬場の日曜メインは、サマースプリント第5戦となる「キーンランドカップ」です。サマーシリーズを既に1勝しているビリーバーをはじめ、前走勝利馬が5頭、うち連勝馬が3頭。春のG1に出走していた実績馬としてNHKマイル8着のトーシンマカオ、高松宮杯8着でここ2年連続で連対しているエイティーンガールなど、好メンバーが揃いました。
そんな中で注目しているのは、実績馬側の5歳牝馬のメイショウミモザです。デビューしてしばらくはマイル戦に出走していましたが、3歳春さきからは1200m路線にシフトし3連勝を果たすなど、短距離路線で活躍。今年1月に小倉1200mの3勝クラスを快勝しオープン入りしました。
オープン入り2戦目にマイルの阪神牝馬ステークスを勝利すると、そこから2戦はマイル路線を走りましたが、今回4走ぶりに1200m戦の出走となります。ここ2戦は18着、12着と大敗続きですが、この2戦はG1クラスが出走する相手が強いレースでしたので、もともとの実績のあった1200m戦になることはプラスに働きそうです。
これまでで一番強い競馬をしたと思われるのが、5走前のオープン入りを決めた3勝クラスの1200m戦。その際騎乗していた丹内騎手と言うのも魅力です。11番人気と低評価でしたが、中段位置から直線に向くと一瞬で差し切って2着馬に3馬身もの差をつけて快勝。相性は良さそうです。
ということで今年のキーンランドカップは、丹内騎手との相性で素質が優りそうなメイショウミモザが会心の勝利を魅せてくれることに期待したいと思います。