今週日曜小倉メインレースに組まれているのは2歳重賞のG3の小倉2歳Sです。今年はすでに重賞2着の経験があるクリダームから未勝利馬のゴーツウキリシマまでキャリアにまだまだばらつきがある13頭の若駒が参戦。

ここ2年の勝ち馬はメイケイエール、ナムラクレアと、その後も重賞戦線で活躍しているだけに、単なる早熟のスプリンターが勝ち負けできるレースともいえず、今年の勝ち馬の今後にも注目したいレースとなっています。

函館2歳S・2着から挑むハーツクライ産駒のクリダームは、主戦場を札幌に置いている武豊騎手が日曜日に小倉で遠征して騎乗を予定しているだけに、期待値も高い1頭といえそうです。

上位人気必至となりますが、懸念材料となりそうなのが、2戦とも洋芝ということもあり、速い馬場となる小倉競馬場でも、すんなりハナを切って粘りこみがはかれるかという点ではないでしょうか。

そういった意味で、小倉の芝コースで実績を残しているフェニックス賞勝ち馬のミカッテヨンデイイに再度期待してみたいと思います。

引き続き今村騎手が騎乗予定となっており、秋のスプリンターズS以降、G1騎乗が果たせる勝利数をすでにクリアしているだけに、モチベーションの高さも加味して期待したいところです。

前走のフェニックス賞は未勝利馬ながら3番人気支持を受けてタガノタント相手に2馬身半差をつける完勝となっており、今回で小倉競馬場で4戦目となるだけに、ここで賞金を上積みして秋以降に備えたいところではないしょうか。

父イスラボニータという点からなかなか1番人気には推されない点もオッズを考えると魅力的な1頭で、テイエムスパーダに続いて芝1200mで再度の重賞制覇なるか、今村騎手の手綱さばきにも注目したいですね。