日本にも連なる名牝系、欧州で10戦10勝の無敗馬バーイード

無敗の連勝街道をひた走っているのがイギリスのインターナショナルSを距離延長をこなして制しているバーイードです。

芝のマイルを主戦場にしてきましたが初めての10ハロン戦も難なくこなし、負かした相手もフランスダービー、サウジカップを制しているミシュリフということもあり、最強馬の名にふさわしい走りを見せています。

気になる次走ですが、日本馬が大挙出走予定となっている凱旋門賞ではなく、チャンピオンSを予定しており、芝2400mへの適性は未知のまま引退となりそうです。

そんなバーイードですが実は日本競馬とも無縁というわけではなく、6代母にハイクレアがいる血統は、日本競馬の至宝と言われたディープインパクトと同じ母系ということで、超大物を輩出する牝系が脈々と受け継がれてきている印象もあります。

ハイクレアの同族にはその他にも1989年にイギリスクラシック二缶を達成したナシュワンも含まれており、欧州、日本競馬に多大な貢献をしてくれている牝系といえそうです。

また欧州競馬では日本ではなじみのないラビットと呼ばれるペースメーカーがよく出走していますが、バーイードはラビットを出走させておらず、その上でなお無敗というのも欧州で高く評価されている一因といえそうです。

来月15日にイギリスのアスコット競馬場で行われるチャンピオンステークスがバーイード最後のレースとなる予定ですが、日本馬の出走予定がない限りは馬券発売も見込めないレースとなりますが、欧州現役最強馬と目されるバーイードのラストランには注目したいですね。