先週はスプリンターズSと凱旋門賞のG1・2連戦で予想は大忙しだったという人も多いのではないでしょうか。サトノダイヤモンドは残念な結果となりましたが、馬場や怪物牝馬の登場もあった訳ですから、今後もチャンスは十分あると思います。一歩一歩凱旋門賞対策を蓄積して、近いうちに欧州調教馬以外の凱旋門賞を日本の馬で獲って欲しいものです。
今週末はG1もお休みと言うことで、なんとなく気が緩まりがちなところですが、今度の週末は3日間開催とまた大忙しです。その中日に行われるのが、秋の天皇賞、マイルチャンピオンを目指す馬の最適のたたき台と言える「毎日王冠」です。
今年は出走頭数が12頭と少なく、メンバーを見渡すと古馬陣はG1戦線で活躍するサトノアラジン、マカヒキ、リアルスティール、グレーターロンドンの4頭に、G3で2戦連続2着のアストラエンブレムを加えた5頭ぐらいに絞られそうなぐらい、他の馬の成績が振るいません。少頭数で古馬陣は勝負付けが終わっているようなメンバー構成なので、狙い目があるとするならまだ未知な3歳馬しかないでしょう。
ソウルスターリング以外にも注目すべき3歳馬とは?
オークス馬のソウルスターリングは実績も申し分ありませんし、今回の優勝の最有力候補として注目を集めております。しかし、今回筆者が注目したいのは別の3歳馬、ウインブライトの方です。ウインブライトはスプリングステークスを勝った後、皐月賞、ダービーと出走しますが8着→15着に終わっています。しかし、なんと言ってもG2のスプリングステークスを勝っている重賞ウイナーですし、ウインブライトがこれまで3勝しているすべての距離は1800mです。
さらに過去10年の毎日王冠での3歳馬の結果を見てみると、のべ11頭出走し5頭が連対しています。3歳馬は出走頭数自体少ないのですが、実に4割以上の馬が連対しております。しかも、その連対した5頭はいずれも重賞を勝っていた馬です。
今回3歳馬は3頭出走しており、重賞勝ちの実績があるのはソウルスターリングとウインブライトの2頭です。ソウルスターリングが注目されるのは当然として、過去10年の3歳馬の成績が優秀、しかも結果を残している馬の全てが重賞ウイナーだったことからもウインブライトは大注目が必要なのです。
3歳牝馬のソウルスターリングが通用するか?という点が今年の毎日王冠の重要ポイントの1つなのですが、ソウルスターリングだけでなく、ウインブライトもここで通用する可能性は十分にあると言えるでしょう。3歳馬でワンツーフィニッシュという可能性もあり得るかもしれませんね。ということで、今年の毎日王冠は成長力よし、実績もよしのウインブライトに大注目です。