先週のサウジアラビアロイヤルカップは新種牡馬ロードカナロア産駒の重賞初制覇の期待がかかったステルヴィオが出走しましたが惜しくも2着。皐月賞までの本賞金は確保したともいえますが、この敗戦で距離適性をどうみるか、また今後どういったローテーションが組まれるかも注目されます。ハイレベルな一騎打ちを制したのは2番人気のダノンプレミアムでした。

そんな勢いのあるダノン軍団からもみじステークスに出走するロードカナロア産駒・ダノンスマッシュが登場します。父ロードカナロアと同じく栗東・安田隆行調教師のもとでの管理となりますが、短距離路線に多くの実績馬を出してきている厩舎なので、ロードカナロア産駒らしい活躍が期待できるかもしれません。

まだ2歳馬なので過信は出来ませんが、前走の勝ち時計は前日に行われた2歳OPききょうSの結果と比較しても遜色もなく、時計での単純計算は意味のないことかもしれませんが出走していれば2着に入る好タイムでした。この持ち時計ならば今回の格上挑戦も納得と言った所。

オープンでキャリアを積んでいるイイコトズクシをはじめ、デビュー戦を勝利してきたマル外セイウンスパイと良血アーデルワイゼも手ごわい相手にはなりそうですが、キャリア3戦目となるダノンスマッシュの上積みもまた相当あるはず。距離適性を考えるとホープフルステークスではなく朝日杯が目標かと思います。継続騎乗となる福永騎手とのコンビでどこまで行けるかもぜひご注目下さい。