今週末は多種多様なメンバーが集まる一戦「オールカマー」が中山競馬場で開催です。有力どころが秋の始動戦として使う注目の一戦ということで、いよいよ秋競馬も本格的に始まります。
今回もサイン理論で同レースを予想していきたいと思いますが、今回サインとして取り上げさせていただくのは「エリザベス英女王の国葬」です。英史上最長の70年間在位し、国内外で広く敬愛された女王の国葬ということだけあり、参列者は国家元首級が勢ぞろい。空前の規模の国葬となりましたね。
「エリザベス女王」を一つのキーワードとするなら、過去にエリザベス女王杯に出走した馬は今回馬券に絡んでくるのではないでしょうか。今年の出走メンバーで該当するのは1頭。昨年のエリザベス女王杯で10着だったウインキートスのみです。
ウインキートスは昨年のオールカマーの2着馬で、中山2200mは湾岸S・1着、迎春S・2着と同条件では好走実績多数。また、中山の中距離戦線を主戦場としている馬でもあり、ここは絶好の舞台です。ここで好走してエリザベス女王杯へというプランも見えるだけに、サイン的にはピッタリな1頭と言えるでしょう。
そしてもう1頭は、国内のエリザベス女王杯ではありませんが、昨年香港のシャティン競馬場で行われたクイーンエリザベス2世Cに出走して3着だったデアリングタクトです。かつてイギリス女王エリザベス2世が香港のハッピーヴァレー競馬場に来訪したことを記念して創設されたレースで、こちらもサイン的には外せない1頭です。
2年前の三冠牝馬を果たした実績馬ということで、おそらく今回の1番人気となる馬。長らく戦線から離脱していましたが、前走の宝塚記念では強敵相手に3着と復調気配をしっかり見せてきており、完全復活も間近と思われます。この後はエリザベス女王杯かジャパンCを予定しており、まだどちらへ進むかは不明ですが、候補にエリザベス女王杯が挙がっているのならサイン的には有力視しておきたい1頭です。
ということで今年のオールカマーは、国葬が行われた「エリザベス女王」をサインとし、エリザベス女王にまつわるレースに出走経験のある「ウインキートス」と「デアリングタクト」の2頭をサイン馬として有力視したいと思います。今回もコジツケばかりでかなり無理やりな予想となってしまいましたが、色んな予想の楽しみ方があるという事でご容赦いただきたいと思います。