ディープインパクト、オープンファイアの勝利で新馬勝ちの世代記録を更新

今月11日の中京5レースの2歳新馬戦で、ディープインパクトのラストクロップの1頭として注目されているオープンファイアが勝利しました。栗東・斎藤崇厩舎の管理馬で、ノーザンファーム生産ということもあり、昨年のセレクトセール1歳市場に上場番号1番でエントリーされ、3億円で取引されています。

現役引退後も見据えての先行投資ともいえそうですが、2019年の種付けシーズン初頭に種付けを中止することになったディープインパクト産駒が、日本国内でほとんどいなかった点も大きな影響を与えたといえるでしょう。

24頭の牝馬に交配はできたものの、不受胎、海外への輸出、流産などもあって、国内で血統登録されているディープインパクト産駒はわずか6頭しかいません。

数少ないラストクロップですが、オープンファイアの勝利によって、2008年生まれの初年度産駒から続く13世代連続新馬勝ちの記録を達成しています。

また、海外輸出された繁殖牝馬から生まれているオーギュストロダンが、アイルランドのG2であるチャンピオンズジュベナイルSを制しており、早世があまりに惜しまれるディープインパクトですが、国内に残された6頭をはじめ、海外に輸出されて誕生した産駒たちの活躍にも注目したいですね。