今年は猛暑日が続き、馬も人も大変な夏を過ごした印象もある中、気づけば秋のG1開幕レースとなるスプリンターズSが今週日曜中山のメインレースで開催です。
ユキチャン、シロインジャーと続く白毛血統から、鹿毛の大物誕生でいよいよG1制覇かと目されているのが、ミッキーアイル産駒の4歳牝馬メイケイエールです。
癖馬という印象が強い1頭といえそうですが、デュランダルでこのレース勝利経験がある池添騎手が騎乗してから大崩れはなくなっており、相性抜群といえそうです。高松宮記念では重馬場に泣かされた面もあり、陣営としては良馬場開催を願っているのではないでしょうか。
サマースプリントシリーズ王者となったナムラクレアも、3歳牝馬ということで53kgの軽い斤量が魅力の1頭で、こちらも小倉2歳S勝利含め大崩れがない浜中騎手とのコンビで挑むだけに、中山競馬場初参戦、中5週のローテーションも未知数と不安材料はあるものの、メイケイエール同様ミッキーアイル産駒のG1初制覇なるか注目といえそうです。
別路線組ではNHKマイルカップ勝ち馬で今年の安田記念2着馬のシュネルマイスターが、昨年は毎日王冠から始動したものの今年はスプリンターズSぶっつけというローテーションで挑んできました。先日のオールカマーを制した横山武史騎手とのコンビ復活という点からも1200m適性で不安視されるようなら魅力的な1頭といえそうです。
上位人気馬の近走が良いだけに、なかなか牙城を崩すのは難しそうですが、3戦連続2着とあとワンパンチ足りないタイセイビジョンは、追い込み一辺倒ながら堅実な戦績を残しており、今回もファストフォースやテイエムスパーダなどが先手を主張しそうなだけに、ハイペースならG1でも台頭がありえそうで、勝ち味に遅い点から人気薄になるようなら穴馬で狙ってみたいところですね。