1勝クラスの特別戦ながら、ここ3年の勝ち馬はG1戦線で人気を背負う存在となっている出世レースが、今週日曜中山9レースに組まれている2歳1勝クラスの特別戦、サフラン賞です。
2019年はマルターズディオサ、2020年は桜花賞でソダシを猛追し2着に入ったサトノレイナス、昨年は同じく桜花賞2着に入ったウォーターナビレラが勝利しており、今年は出走頭数が8頭と少なく、芝1600mという舞台で中距離、スプリント色が強い馬でも参戦しやすい舞台ながら少頭数での開催となりそうです。
血統面からも活躍を期待したい1頭として推奨したいのが、栗東・新谷厩舎の管理馬のマスキュリンです。父は横山典弘騎手とのコンビで日本ダービーを制したワンアンドオンリーで、オーナーもノースヒルズということもあり、オーナーも愛着のある血統背景の持ち主といえそうです。
初戦は芝1800mの牝馬限定戦で、8番人気と低評価ながら控える競馬で勝利しており、武藤騎手から福永騎手にスイッチして挑む今回、2か月半の間隔をあけての参戦となります。
兄のアンゲネームはアイビスサマーダッシュ5着の実績がありスピード色が強かったですが、妹は父からスタミナも受け継いでいると思われ、デビュー戦で短い距離ではなく長い距離を選択したのも吉と出ています。
少頭数ということもあり馬券妙味はあまりないかもしれませんが、産駒頭数が少ないワンアンドオンリーだけに応援したくなる1頭です。