古くはサイレンススズカ、グラスワンダー、エルコンドルパサーが集い、G1以上の盛り上がりを見せたG2レースの毎日王冠が今週日曜東京競馬場のメインレースに組まれています。
今年は登録10頭と寂しい頭数となりましたが、安田記念3着でようやく復調の兆しを見せてきたサリオスや、叩き3戦目でそろそろ目に見える結果が欲しいG1馬のダノンザキッド、さらには府中牝馬Sなど、選択肢が数ある中、牡馬相手に照準をあてたレイパパレが参戦を予定しており、レベルの高い1戦が今年も期待できそうです。
また格下とはなりますがエプソムカップ勝ちから休み明け初戦を同じ東京競馬場の芝1800mにしぼったノースブリッジも参戦を予定しており、頭数も少ないことから大荒れは期待しにくいメンバー構成の中、あえて穴馬で推奨したいのが、ここ2戦で二桁着順が続いているロードカナロア産駒のキングオブコージです。
栗東・安田翔厩舎の管理馬で、横山武史騎手を確保して今回は挑む予定となっています。
目黒記念、AJCCを勝利しており、G2なら勝ち負け濃厚といえそうですが、前走の宝塚記念では出負けが響いたとはいえ17着大敗となっており、距離短縮もマイナスと受け止められることもあってか、大幅に人気を落とす可能性が今回は高いです。
買い材料としてあげられるのが、目黒記念勝利もあり東京競馬場の芝が合う点、また関西馬ながら遠征競馬を得意としており、昨年は京都大賞典から始動して3着とまずまずの結果を残している中、あえての東京遠征も陣営には計算あってのことと考えられ、穴馬として魅力的な1頭といえるのではないでしょうか。