【武蔵野S2017】群雄割拠の一戦、カフジテイクの末脚炸裂なるか?!

今週土曜のメインはダート1600mのG3「武蔵野ステークス」が開催されます。2014年より、本競走の1着馬にチャンピオンズカップの優先出走権が付与されたことで、出走してくるメンバーのレベルも近年は上がってきたという印象があります。

今回注目したいのは、どの相手と戦っても相手なりに走るカフジテイク(牡5、栗東・湯窪幸雄厩舎)です。今年は初戦の根岸ステークスを大外から一気に追い込んで快勝すると、続くフェブラリーSでは1番人気に支持されるほどの人気を集めました。レースはいつものように後方待機策を取って進めましたが、位置取が後ろ過ぎたのか直線では脚を伸ばすも3着が精一杯でした。それでもG1の舞台で3着は立派な成績です。今回はフェブラリーSと同じ府中のマイル戦となります。4着に入線した南部杯から丁度1か月と、レース間隔も申し分ありません。秋の叩き2戦目ということで、更なる上積みが期待出来そうです。

メンバーを見渡す限り、人気も割れそうな大激戦が予想されます。左周りは得意としており、武蔵野ステークスも去年3着の実績があります。12月のチャンピオンズCは本賞金的には出走は問題なさそうですが、しっかりとレース経験者としてのアドバンテージを活かして、本番に向けて弾みがつくレースに期待したいところです。

後方待機策なので、直線進路をどこに求めるかも大きなポイントになってきますが、一番の安全策は大外。距離ロスは大きいですが、カフジテイクの爆発的な末脚が炸裂すればそれをカバーする事も出来るのではないでしょうか。今年のフェブラリーSでは中弛みがあり、46.2-48.9と超ハイペースで進んだため、この馬としてはこれでも脚を使ってしまった感じはあります。今回はメンバー的にもそこまで早くなりそうには無いので、脚質の面で優位な展開で競馬ができる可能性も決して低くはありません。果たして去年3着のリベンジを今年は果たせることはできるのでしょうか?

第22回武蔵野ステークスは、2017年11月11日(土)に東京競馬場のダート1600mで開催予定。