今週土曜東京メインレースは2歳牝馬限定のG3のアルテミスステークスです。
今年で第11回目の開催と比較的新し目の重賞ですが、過去10年のデータをみると2016年のリスグラシュー、2017年のラッキーライラック、2020年のソダシ、そして昨年のサークルオブライフと、4頭のG1馬を輩出している注目度の高い出世レースです。
今年は11頭の少頭数となっていますが、馬券検討のカギを握るのは展開面と言えそうです。
逃げて結果を残している馬が少なく、今年はアリスヴェルテが前走で逃げて2着粘りこみを成功しているものの、デビュー戦は控える競馬で勝利しており、ハナを切りそうな馬がこれといっていないだけに、各騎手の思惑も含め馬券検討は難しくなりそうです。
そういった意味で、普段通りの競馬をすればきっちり追い込んでくるであろうダノンバラード産駒のミシシッピテソーロに今回は注目しました。
美浦・畠山厩舎の管理馬で、デビューから騎乗して2連勝中の木幡巧也騎手が今回も騎乗予定となっています。
デビュー戦は7番人気ながら10番手追走から末脚炸裂で勝利し、続くダリア賞も同様に後方待機から末脚を伸ばして連勝。半姉のミエノサクシードも芝マイル路線が主戦場とあって、適性は妹も受け継いでいるものと思われます。
血統面がやや地味なだけに、勝ってもなかなか人気にならないのも魅力で、無傷の2連勝馬は例年なら1, 2番人気支持の可能性が高いですが、良血のリバティアイランドに人気が集中しそうなことから、馬券妙味は馬連、馬単より単勝になるかもしれませんね。