今年のジャパンダートダービーはJRA勢を撃破したヒガシウィルウィンの強さが際立ったレースでした。地方競馬はJRA所属馬への馬場貸しなどと言われて何年も経ちますが、そんな中でもメイセイオペラなど中央勢と互角にわたりあえる馬たちも出てきてはいます。
また、今年のジャパンダートダービーに関しても、2着だったサンライズソアが武蔵野Sで古馬相手に2着に食い込んできたことからも今世代のJRA勢が弱かったわけではないということはわかります。
そんな今年のダート馬の顔たる東ウィルズウィンが今週木曜日の浦和記念で秋の始動戦を迎えます。JRAからは川崎記念の勝ち馬オールブラッシュ、重賞戦線上位常連でおなじみのクリノスターオー、そして共にOP未勝利で格上挑戦となるナムラアラシとマイネルバサラがエントリーしてきました。
ヒガシウィルウィンにとっては初めての古馬との対戦になりますが、デビューから連対を外したのは全日本2歳優駿での4着が1度のみという安定感からも、やはり馬券から欠かすことのできない馬になりそうです。ケイティブレイブ、クリソライトで決着した昨年と比べれば今年のメンバーは小粒と言えるでしょう。また、地方馬に目ぼしいライバルもいないことから、休み明けの古馬相手とは言っても結果が欲しいところです。
地方競馬で連続リーディングサイアーを受賞中のサウスヴィグラスの後継種牡馬候補となるヒガシウィルウィン。ぜひここも勝利で通過してもらい、コパノリッキーの引退レースとなる東京大賞典での初顔合わせまで出世街道を歩んでもらいたいです。