【海外競馬】フランスで勢いのある女性騎手マリー・ヴェロン騎手がG1を制覇

日本では今村聖奈騎手が女性騎手として活躍を見せている2022年の競馬界ですが、海外でも輝きを放つ女性ジョッキーがいます。

日本で菊花賞が行われた10月23日に、パリのロンシャン競馬場ではフランスのシーズン最後のG1となるロワイヤルオーク賞が行われました。芝3100mの長距離戦で、勝ったのは女性騎手のマリー・ヴェロン騎手が騎乗した5歳セン馬のイレジンでした。後方2番手から末脚を伸ばし、2着のサーチフォーアソングに3馬身差の圧勝を見せています。

勝利したマリー・ヴェロン騎手は1999年生まれの23歳で、フランスの女性騎手年間最多勝記録の84勝を2020年に達成しており、今年はすでに年明けから77勝を挙げる快進撃を続けています。

JRAの短期免許の申請資格もクリアしており、JRAでの騎乗も来年以降見られる可能性がある逸材といえそうです。

騎乗していたイレジンは、前走で日本のドウデュースの帯同馬だったマイラプソディが出走していた凱旋門賞の前哨戦のフォワ賞を優勝していましたが、セン馬のため凱旋門賞出走の資格が得られず、得意の長距離に狙いをさだめてのG1制覇となりました。

今年のジャパンカップにも登録していましたが、馬体の回復と馬場適性を考慮して回避となっており、香港ヴァーズを視野に入れるとのことで、ジャパンカップ出走ならマリー・ヴェロン騎手のJRA初参戦ともなり得ましたが、来年以降の楽しみになりましたね。